パンクいやですね。
できるだけしないように工夫しても、する時はします。
まあ運次第ののところもありますが。
ということでパンク修理剤というものがありますので、今日はそのお話。
■パンク修理剤
前々からパンク防止剤(シーラント剤)というのはありました。
事前にタイヤ(チューブ)の中に液剤を入れておいて、針刺程度のパンクなら瞬時に塞いでくれる
というもの。
また、パンクした時に入れるものもありました。
特にチューブがないチューブレスタイヤやチューブがタイヤと一体になっているチューブラーでは
利用が進んでいて、マウンテンバイクなどでは珍しいものではない。
最近ではパンクした時にシーラント剤とある程度の空気を一気に入れてパンク修理と空気入れを
同時にやってくれる便利なものが出てきています。
ヨーロッパでは以前からあったようです。
以前、イタリアを走った時、一緒に走ったイタリアの友人がこっそりジャージのバックポケットに
忍ばせてました。
左の黒いほうがユッチソンのfast air(ファストエアー)、右の白いほうがエフェットマリポッサの
ESORESSO(エスプレッソ)。
effetto mariposa(エフェット マリポーザ)Espresso 75ml パンク修理剤
ユッチンソン ファーストエア・TL/TT 75ml
ちょっとかさばるけど、パンク修理材と空気も入れてくれるのでパンクした時のロスが少なくて
いいですね。
(かさばるとはいってもジャージのポケットやツールBOXには入る大きさですよ)
最近、日本のメーカーのマルニからも上記2製品に比べ少し小さめのパンク修理剤が出ています。
マルニ(Maruni) クイックショット K-600 仏式バルブ用応急瞬間パンク修理剤
ユッチソン、エフェットマリポーサのものよりも少し小さい(背が低い)ため、これらにジャージの
ポケットやサドルバック、ツール缶に入れて持ち歩きやすいようです。
ただ、その分充填できる空気量が少ないようなので(3気圧程度のようですね)携帯用の空気
入れは必要になります。
私もチューブラータイヤを使用しているのですが、ユッチソンのファストエアー、エフェットマリ
ポーサのエスプレッソを利用しています。
※マルニのクイックショットは未だ使用した事がないので機会があれば是非試してみたい。
■使い方
使い方はいずれも簡単。
タイヤもしくはチューブのバルブに管を接続もしくは噴出口を押し当て、プシューと。
パンク修理剤と空気が一緒にタイヤ内(チューブ内)に充填され、微小な穴を塞いでくれます。
修理剤といってもあくまで応急処置と考えたほうがいいと思いますので、自宅に戻った後はき
ちんと通常のパンク対応を行ったほうが良いでしょう。
エフェットマリポーサの説明動画:
ワールドサイクルさんによるマルニ クイックショットの説明動画:
また最近エフェットマリポーサを使用した時のブログ記事です。
http://blog.lifepluscycling.com/2013/04/blog-post.html
このブログでは結果としてはパンク原因が穴ではなくバルブの根元の裂けだったので、対応でき
なかったという落ちなのですが、こういう時は使えないという事の参考になるかも。。。
ただし、こういう場合は滅多にありませんけどね。
■メリット
・多くの場合のパンク原因である小さな穴開きパンクに対し瞬時に対応できること。
(穴塞ぎ及び空気充填)
■デメリット
・小さな穴以外には対応できない(タイヤやチューブの裂けなど)
・少し荷物になる
■実際のところ
実際のところ、穴開きパンクに瞬時に対応できるとはいうものの。
パンク対応の工程として「穴を塞ぐ」「空気を入れる」工程は確かに早くなります。
しかし、走ってて空気が抜けた場合、なにも考えずすぐにこのパンク修理剤を使うかというと
そんな事はありませんよね。
まずは原因を考えると思います。
一気に抜けたのでなければ、ちょっと空気を入れてみたり、それで走れそうならしばらくはその
ままで走行したり。
一気に抜けたとしてもバルブが緩んだのか、裂けたのか、穴が開いたのか、実際どうなったの
かを見ないとパンク修理剤も使えません。
※上記にリンクした私の過去記事のように、ちゃんと調べずに使用して無駄になることもあり
ます。
なので、実際には瞬時にパンク常態から回復できるということに期待しすぎないほうがいいか
と思います。
■個人的な所感
上記を踏まえて、あくまで私個人の所感ですがこのように思っています。
・チューブレス、チューブラータイヤの場合
とても便利だと思います。(というよりは必須アイテムに近い)
近場のライドであればジャージのポケットにこれ1本。
ロングライドであれば交換用タイヤ1本にこれ2本(前後用)。
※もちろん事前にタイヤ内にシーラント剤を入れておけば更にいいのかもしれません。
実際、私自身使用していますが乗る時は必ず携帯しています。
なぜかというとチューブレスやチューブラータイヤの場合、パンクしたらタイヤごと替えるしか
ないので、このパンク修理剤である程度対応できるのであれば非常に助かる。
交換用タイヤを何本も持っていくより格段に良い。
また、走行途中に見つけた自転車店に交換タイヤを置いてない場合も多い。
※ただし、クリンチャータイヤに比べパンク自体はしにくいですけどね。
・クリンチャータイヤの場合
あまり必要ないかなと思います。
近場のライドであれば交換用のチューブ1本とタイヤレバー3本。
ロングライドであれば交換用のチューブ2本~3本とタイヤレバー、パッチキットでいいか
なと。それにCO2インフレーターがあればなおOK。
※仏式バルブを英式バルブに変換するアダプターも持参したほうがいいですよ。
なぜかというと、交換用チューブ自体があまり荷物にならない。
また、ほとんどの自転車店やホームセンターでチューブを手に入れる事ができる。
場合によってはタイヤ自体も。
それに、上記に記載したように、パンクした場合、いずれにせよ原因の把握が必要なので
タイヤを外してチューブを確認したりという作業が出ます。
であれば、そのままチューブ交換までしちゃったほうがいいかなと。
私自身、チューブ交換はあまり得意ではありませんが、どちらにしてもチューブ確認まで
するなら80%くらい交換作業してるようなもんですから。
※通勤で自転車を使用していてパンク時にも早めの対応が必要になるということもあると思い
ますが、その場合は保険として1本持ち歩くのはいいと思います。
ただ、できればその場合はタイヤ自体を重くて厚い超パンクしにくいタイヤにまずはするこ
とをしたほうがいいかな。(ロードバイクでもです)
パンクしにくいといわれるロードレースタイヤではなく、シュワルベマラソンのようなツーリン
グやシクロクロス、シティ用の分厚くて重いタイヤ。
それにプラス保険で1本。
ということでパンク修理剤について考えてみました。
もし検討されている方がいれば、参考になればと思います。
effetto mariposa(エフェット マリポーザ)Espresso 75ml パンク修理剤
ユッチンソン ファーストエア・TL/TT 75ml
マルニ(Maruni) クイックショット K-600 仏式バルブ用応急瞬間パンク修理剤
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